アイシングクッキーって1枚を作るまでにどのくらい時間がかかるの?1枚500円って高くない?そんな疑問をマジパンアーティストSayaが解明していきます。
目次
アイシングクッキーは手間がかかります
体験された方は身にしみて感じたかと思いますが、「アイシングクッキーってこんなに手間かかってるん?1枚仕上げるだけでめちゃくちゃ大変やん!」と思うでしょう。笑
- クッキー生地を前日に仕込んで
- 翌日クッキーを型抜きして焼いて
- ロイヤルアイシングクリームを作って
- 着色料を使い色付けして
- コルネや絞り袋に詰めて
- デザインを予め考えて
- クッキーにデコレーション
- 完全に乾燥させる
ざっと書いただけでもこんなに沢山の工程があります!びっくりしました?
アイシングクッキーが普通のクッキーより割高な理由
先程あげた「手間がかかる」と言った理由からアイシングクッキーのお値段は通常の焼きっぱなしクッキーよりは割高になります。
原材料費+デザイン料と人件費ですね。
それでもやはりアイシングクッキーをオーダーしたい。オリジナルのデザインでクッキーを作って欲しい。という方も多いかと思います。
実際にアイシングクッキーを見たことがある方は「なんて繊細なお菓子!」と驚かれた方も多いかもしれません。
あなただけの特別なクッキー。贈り物としてもきっと喜んで貰えるアイシングクッキー。
本当に素敵ですよね。
アイシングクッキー教室でのアイシングクッキーの作り方
アイシングクッキーを専門とした教室では販売よりは講師育成のための「アイシングデコレーションの技術UP」に力を入れています。
そのため、ひとつのクッキーには沢山の技術が含まれており、学びもたくさん。
でもその分1枚にかかる時間も比例して増えます。(勿論講師の力量とデザインにもよりますが1枚あたり20〜30分くらい?)
アイシングのデコレーションの方法も〈アウトライン用の固めのクリーム〉と〈塗り込み用の少し柔らかいクリーム〉を使い分けるため色を沢山使う場合などは、準備も大変になってきます。
ケーキ屋さんでのアイシングクッキーの作り方
ケーキ屋さんでアイシングクッキーを取り扱っているお店はまだまだ少ないと思いますが10年前に比べればお客様からのご要望も増え、やり始めたお店も増えてきたかと思います。
ケーキ屋さんのアイシングクッキーってアイシングクッキーの教室のクッキーに比べると簡単なデザインが多いですよね。
ケーキ屋さんのアイシングクッキーは「販売を目的とした再現性のあるデザイン」に重きを置いています。
実際にオーダーがよく入るのは大量注文の場合が多いと思います。
- 結婚式に使うプチギフトとして
- 企業様のパーティーのノベルティーとして
- 謝恩会などでの手土産として
50〜100枚のアイシングクッキーが必要な際に1枚につき20分も時間をかけたらどうなるでしょう。
1日の仕事がアイシングクッキーで終わってしまいます。笑
ケーキ屋さんはアイシングクッキー専門店ではないため、他のケーキも作る必要があります。そのためアイシングクッキーは簡単なデザインの所が多いのです。
アイシングクッキーを1枚5分で作る方法
マジパンプロ向け講座では実際に「パティシエとして働く現場で役立つ技術」をお伝えしているのですが、
アイシングクッキーも1〜3回目のレッスンで取り入れています。
アイシングクッキー専門の教室ではないため、細かなデザインや沢山の技術は学ぶことはできないのですが
「販売の出来る再現性のあるアイシングクッキーの作り方」を学んでいただいてます。
クリームの作り方やデザインの決め方、色々なポイントがあるのですが、
1つあたり3〜5分ほどで仕上がるようにしています。
◆1枚5分×50枚=250分 4時間10分
◆1枚20分×50枚=1000分 16時間40分
なんと1枚5分でできる場合と20分の場合では約12時間半もの差が出てきます。
趣味で作っていたりアイシングクッキーの技術を極めたい!という方は1枚にかける時間は気にする必要は無いと思います。
が、ケーキ屋さんで働いているパティシエの方やカフェなどでアイシングクッキーを作っている方は今一度、「商品化できるものなのか?」を改めて考えてみるのもいいかと思います。
アイシングクッキーを5分で作るレッスンはこちらから
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