8年間ケーキ屋さんで働いていた私がパティシエを辞めてから何故「マジパンアーティスト」として活動を始めたのか。その理由を綴りたいと思います。

8年間働いていたパティシエの仕事を辞めたのは体調不良が原因

アメブロ時代から私のブログを読んでくださっている長年のファン笑の方はご存知の方もいるかもしれませんが、私がパティシエの仕事を辞めたのは抑うつ状態になり、働きたくても働けない状態になったからでした。

個人店にて長年働いていたため、8年間休みは週1日。毎日朝の6時から夜9時ごろまで仕事、その後は自分のためにコンクールの練習などをしていました。

体が疲れ過ぎてしまい心のバランスをうまくとれなくなってしまい、パティシエ業界を一旦離れてみる。という決断をしました。(この経験があったからこそ、今はモチベーションを保つコツをつかみました)

パティシエを辞めてからはまさかのOLに転職

パティシエを辞めてからすぐはしばらくの間、体調改善に努めて毎日朝日を浴びて自炊し、ゆっくり食事をし、散歩にでかけたり。何も考えず過ごしました。普通の生活？笑を始めてからは1カ月ほどで体調も良くなっていきました。

その時はまだ一人暮らしをしていたのでとりあえずの生活費の心配もあり、接客業が好きだった延長で派遣社員として東京スカイツリーのインフォメーションスタッフとして働き始めました。

派遣社員だったので残業ほぼなし、毎日7時間勤務、週休2日。今までの私の生活からは考えられない勤務体系でした。

休日が2日あるので1日は体を休めて、もう1日は何か自分ができることを活かして「将来、結婚してからも出来るお菓子作りに携わる副業」を始めたいなと思うようになりました。

お菓子教室を選ばずマジパン教室を始めた理由

街場のケーキ屋さんで8年間働いていたのなら「お菓子教室」で起業するという発想が普通ですよね。ではなぜお菓子教室ではなくマジパン教室にしたのか？

それはパティシエ時代に国内最大級の洋菓子コンクール、ジャパンケーキショーのマジパン部門にて銀賞受賞した影響が凄く大きいです。

「お菓子作り」は勿論大好きですが自分の中では不完全燃焼で辞めたため講師として教えるまでの自信は無く…

結果を出せた「マジパン」の方が自信があったのでマジパンアーティストとしてレッスンを始めることにしました。

マジパン教室を始めてから気づいた様々なメリット

マジパンアーティストとして活動を始める前は

本当にマジパンレッスンに参加してくれる生徒さんはいるのだろうか？

とか、

ケーキは頼めないのにマジパンドールだけの注文をしたいと思う人はいるのだろうか？

とか、

色々不安もありました。

しかし蓋を開けてみたらマジパンやってみたい！ウェディングケーキのマジパンを注文したい！という方が以外と多いということを知りました。

マジパン細工はオーブン不要

マジパン細工を作るのにオーブンや冷蔵庫は必要ありません。極論、場所(作業スペース)と手洗い場所さえあればマジパン細工は作れます。

普通のお菓子教室だとコンロや冷蔵庫、オーブンがある《キッチンスペース》が無いとレッスンは難しいですよね。

時間貸しのレンタルスペースでもキッチン場所は設備についていない、というところも多いのでこちらはかなりメリットであるなぁ。と始めてから思いました。

自己資金3万円、お菓子教室開講の3分の1の初期費用で始められる

教室開業をしようと思った際に心配になるのが初期費用を自己資金でまかなえるかどうか。

〜お菓子教室の場合〜

• 場所の確保(レンタルサロン料金含む)
• オーブン
• 冷蔵庫、冷凍庫
• 器具(人数分)ボール、ホイッパー、ゴムベラ、回転台、パレット、ペティナイフなど
• ハンドミキサーや卓上ミキサーなど
• 材料費(作るお菓子により異なる)
• 包材費(作るお菓子により異なる)
• エプロン代

ざっと思いつくだけでも必要なものがこんなに沢山あります。レンタルキッチンで開講をするとしてもある程度のお菓子作りを教えるのならば自己資金最低10万円は必要でしょう。

〜マジパン教室の場合〜

• 場所の確保(レンタルサロン料金含む)
• 器具(人数分)マジパンスティック、作業ボード、粉糖を入れるボール
• 材料費(マジパンペースト、粉糖、ガムシロップ、アイシングカラーペーストなど)
• 包材費(ケース、袋、乾燥剤)
• エプロン代

となります。お菓子教室では無く「マジパン専門の教室」にすることで初期費用も抑えて教室業をスタートすることが可能になります。

 マジパンアーティストになって結果的に凄く良かったと思っています

まだまだ未開拓の教室ジャンルであるためウェディング業界と提携することで個人でも仕事の幅をさらに広げていける可能性があると思います。今後も様々な事業展開を行なっていきたいと思っています。

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