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アイシングクッキーが陥没する原因は?
愛情込めて一枚一枚仕上げたアイシングクッキーが、乾かした後によく見たら「陥没していた…」そんな経験ありませんか?
まさにぴえん🥺←こんな状態ですよね(笑)
何故陥没したんだろう…原因が知りたいと思ったことがある方も多いのでは無いでしょうか?
私も同じ経験があり自分なりに色々と調べてみたり検証してみました。その中で大きくまとめたら下記の3つの原因が考えられました。
①小さめのクッキーは表面積が小さく全体が乾くまでのスピードも早い
そのため、最初に塗り始めた部分と後で塗った部分のタイムラグ(時間差)が生じて後で塗り込んだ部分が陥没してしまう。という事が考えられます。
②アイシングクリームが柔らかい
そもそもクッキーの焼成時間が足りない(クッキーが水分を吸いやすい状態、特に夏場は湿度も高いので私はいつもより少し長く焼いています)ということも考えられますが
アイシングクリーム自体が柔らか過ぎるとクッキー生地に水分が吸収されたり、乾燥していく経過で水分が沢山蒸発してしまって陥没してしまう。という事が考えられます。
③塗り込むスピードが遅い
慣れないうちは塗り込みに時間がかかります。そのため最初に塗った部分が既に乾いてきてしまい時間差が生じた部分が陥没してしまう。ということが考えられます。
アイシングクッキーが陥没しないようにする方法
じゃあ、改善するにはどうすれば良いのか?
お菓子作りと同じでアイシングクッキーも季節や気温、湿度がとっても影響されます。
そのため100%これをすれば大丈夫!という改善方法は残念ながら見出せないのですが90%くらいならばこの後書いている方法で改善出来ます^^
アイシングクッキー陥没対処法まとめ
①クリームの固さをいつもより+2〜3秒長くする
原因の部分でお話したように乾くまでの「時間差」が重要ポイントになってきます。それを防ぐためにゆる過ぎるクリームで塗り込まない、ということが対処法のひとつ。特に夏場は気温も湿度も高く(最近は30度越え当たり前)エアコンをつけていても作業場が暑くなってしまいがち。クリームの固さに要注意です!
②細い部分や小さなクッキーは先に中に線を引く
細い部分や小さなクッキーはどうしても乾くまでに時間差が生じやすいです。
①でお伝えしたように固さを少し固めにする+予め塗り込む前に真ん中に線を引いておくとそれが支えになってくれて陥没し辛くなります。
↑赤線のところに予め線を書いてから塗り込みます
③自然乾燥では無くフードドライヤーを使う
特に真夏は気温と湿度が高いため乾くまでに時間がかかります。真冬は反対に気温も湿度も低いため乾くまでが早い。
ということは真夏と真冬は乾燥までの時間差が生じやすいです。そのため自然乾燥ではなくフードドライヤーに入れて一定の時間と温度で乾かすことができる環境を作ってあげることがおすすめ。※フードドライヤーで乾かしすぎるのはひび割れの原因になるので注意
私は楽天市場(ネット)で購入したこちらのフードドライヤーを使用しています。
本来はドライフルーツを作る機械ですがアイシングクッキー業界ではかなり主流。一家に一台!くらいのレベルです笑
本日はアイシングクッキーを始めたら必ずと言ってもぶつかる「アイシングクッキー陥没問題」について取り上げてみました。
こちらのブログではパティシエ経験と現役マジパンアーティストの経験を元に
《お菓子作り》《お菓子教室》にお役に立つ情報を発信しています。この記事が今まさに悩んでいた方の参考になれば嬉しいです
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