日本ではあまり表立って報道されていない「輸入小麦に含まれている発がん性物質とされているグリホサートについて」衝撃的なデータ結果を発見してしまいました。

グリホサートが検出された小麦製品

昨年、「一般社団法人 農民連食品分析センター」が日本国内の小麦粉やスーパーに並んでいるパン、パスタなど小麦製品の農薬残留検査を行ったところ、

国産小麦を使用している製品および有機栽培小麦を使用している製品以外のほぼ全てで発がん性物質の可能性があるとされているグリホサートが検出されたそうです。

グリホサートは保健機関(WHO)のがん研究専門組織である国際がん研究機関(IARC)が、危険度を示す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に分類しています。

国内産の小麦からは検出されていないことから輸入小麦に原因があると思われる。という分析データがHPにて公開されていました。

【小麦製品のグリホサート残留調査結果】

https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_flour_1st/index.html

「え、これ普通によく使ってるよ!」

という方が殆どだと思います。現に私もアメリカ産の小麦粉をパティシエの頃からずっと、使用していました。

スーパーのパンにも含まれています

そしてこのグリホサートは小麦粉だけでは無く外国産小麦を使用したスーパーのパンやパスタなどにも含まれているそうです。

パンも現代の日本人には欠かせない主食となっています。毎日自分で作る、なんて大変ですし、市販のパンを買っている人が殆どだと思います。

が、このデータを見てびっくりしました。

【食パンのグリホサート残留調査】

https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_bread_1st/index.html

因みに、同HPを見ていただけるとわかるのですが給食のパンからも検出されています。

しかしながら日本では基準値内の安全な数値

上記の食パン内のグリホサート残留調査結果の中にも書いてあるように

小麦の基準値自体が30ppmという、大幅緩和(平成29年厚生労働省告示第361号)によって、大きな数字が設定されているため、今回の結果からは、基準値を超過する小麦を使用して製造された製品があった可能性は低いと考えられます。よって、検出が認められた製品はいずれも食品衛生法上の判断では、問題はなく安全であると評価される仕組みにあります。

自分の健康は自分で作る

この「日本では安全な数値」というのが恐ろしいところではありますが。

実際に私も徹底してオーガニックな生活をしているわけではありませんし、今後も農薬や添加物が含まれている市販のパンやお惣菜を買う機会もあると思います。

しかし、

このデータを見て確実に考えは変わりました。

「自分の口に入るものはしっかりと選ぶ必要がある」ということです。

小麦粉も今後は出来る限り国産のものを買おうと思いますし、パンを買う際にも裏の表記を見る、その他の食品に関しても「なるべく無添加のもの」を選ぼうと思います。

因みに、小麦粉については今まではアメリカ産の小麦を使用していましたがこの機会に国産に切り替えてみようかなと思っています。

職業柄口にする機会の多い「小麦」正直、外で食べる際にパンやパスタがどこ産なのか、追跡するのは難しいと思います。ならば自宅で作る際はなるべく自分で気を付けていきたいですよね。

私も愛用していてアンバサダーもさせて頂いているcottaさんのサイトにこんな比較表がありました。

画像はcottaさんよりお借りしています。

今まで使用していた薄力粉に近いものとなると九州産小麦の阿蘇のいずみ、や万葉歌という国産小麦が成分的には似てそうです。「国産小麦はお菓子には不向き」と思われがちなのですが、早速購入して試してみようと思います。

パティシエ・お菓子教室の先生に役立つ情報を配信しています。

マジパンアーティスト®︎Saya公式LINEはこちらから

友だち追加